カーテンレールは1人の作業で設置できる
今日はカーテンレールを誰の手も借りずたった1人で付ける方法についてお話ししたいと思います。
用意する道具はプラスドライバー1本とiPhoneだけ。
幅3メーター程度のカーテンレールでも私一人で設置できました。ですからこの方法はサイズの制約なく、誰の手も借りず1人で設置することができます。
下地探しも簡単です。1人で水平を取ることもできるんです。
カーテンレールを壁につける場合、1番頭を悩ます事はそこにネジの固定できる下地があるかどうかではないでしょうか。
下地のない、石膏ボードだけのところにネジ揉んでしまいますと、支えが効かずふかふかになってしまいます。
だから素人が変に壁をいじると汚らしくなる上に、脱落の危険がある。
また、カーテンレールの位置は窓枠から何センチ離さないといけないとか、光が漏れない長さに設置しなきゃ意味がないとか、いろいろルールがあってめんどくさそう。
初めからプロのカーテン屋に頼んだほうが無難ではないかな。
こんな連想で自分でカーテンレールを設置することを諦めてしまう人も多いと思います。
そこでプロのカーテン屋さんに見積を頼むと、カーテンレールの設置は一箇所1万円。安いのか高いのかわかんないけど、安心には変え難い。。
果たして本当にそうでしょうか?
そのカーテンレール設置工事、自分でやれば簡単で、値段は800円で済みますよ!
長くて重いカーテンレール、1人では作業が難しそうな印象がありますが、このやり方であれば簡単にたった1人で水平を取りながらプロ並みに施工できます。
カーテンレール選び
それではまずはカーテンレール選びから入ります。
戸建賃貸用であれば最もオーソドックスな形がよろしいでしょう。
ニトリのカーテン売り場に行くと、カーテンレールも販売しています。
私が選ぶのはレースカーテンと表地をつるすことができるダブルラインのタイプ。色は白にしました。
横から光が漏れないような構造になっている種類もありましたが、こちらは1800円と高額でした。私は値段重視で同じサイズでも安い800円のものをチョイス。
この時点で、カーテン屋に施工を頼むと、いかに高額な施工費をとられてているかが分かります。
レールの長さは伸縮式なので、おおよその窓枠幅を測っておけば、現地で自由自在に変更できます。私はここで1.2から2.1までアジャストできるタイプのものをチョイス。
そしてレール売り場に合わせて陳列されているのが、この下地確認装置です。
これさえあればどんな初心者でも簡単に下地を探し出し、カーテンを吊るしたぐらいじゃ絶対に脱落しないカーテンレールが、プロのクオリティーと同様に実現できるわけです。
いざカーテンレールの設置!
そして実際に現地でニトリで買ったカーテンレールを設置します。
まぁ何が何でもニトリで買うことを勧めているわけではありません。。
通販でも安いところはありますが、ニトリでも相当安いです。
いざレールの設置位置ですが、
1,上枠の上を下地探し工具で探り位置を確定し、
2,枠幅の両サイド5センチから10センチ外側にレールがくるように金具を付ける、
の2つを気にしていればオッケーです。
窓枠の上には大体枠を固定するための垂木という5センチ幅のネジの固定出来る下地があります。(無い場合は木枠に付けちゃえば大丈夫。)
上枠の直上あたりから順番に天井側へ向かってボコボコと道具を使って下地を探します。
レールの位置があまり窓枠に近すぎると光が漏れてくると昔は言われていましたが、最近ではどんなレールにもアジャスター金具が付いており、カーテンの生地をレールにかぶせて設置することができます。
仮に窓枠の直上に下地があったり、下地が見つからず木枠に直に設置するとしても光漏れの心配がほとんどないのです。
また、レールの幅ですが、窓枠の両サイドに5~10センチ多めに取ります。窓枠幅が178センチで、10センチずつふところを見るならレールの長さは198センチ程度とみておけばよいでしょう。
この窓枠からの出幅(5~10センチ)は接着金具を壁に設置した後からでも変更調整ができます。
まずは3箇所ある接着金具の内、真ん中の金具の位置を調整できるように金具とレールを固定しているネジを緩めておきます。
ここまで出来たら、次のステップで1人で施工していきます。
1、左側の金具設置位置を決めたらそこに設置金具を通さずにネジだけで下地に食い込む深さまで穴を開け印を付ける。(下地に食い込む深さまで印を付けるのは後から作業をしやすくするためです。カーテンレールを抱えながらの1人作業になるのでこの段階で下地までネジを届かせておく必要があります。)
この作業は、「ボードの後に隠れている幅5センチの垂木のど真ん中にネジを打ち込む!」というイメージでおこないます。
垂木の端に打込むとネジを揉んでいる途中で急に軽くなります!
2、印をつけ終わったらネジは一旦外し、再度設置金具を通して1つだけ仮止めの状態でカーテンレールを壁に設置する。(この時、ネジは1センチほど残して浮かした状態。カーテンレールは1カ所だけにとどまっておりぶらぶらの状態です。)
カーテンレールが一時的にこういう状態になるのであらかじめマスキングテープなどで反対側の端を止めておきます。稼働するアジャスト部分がガチャガチャ動かずに済みます。
3、レールに合わせて水平をとりながら2つ目のネジ位置を決定する。(カーテンレールにiPhoneアプリの水平器を乗せて水平を取り、ネジ位置が想定できたらネジを壁に押し込むなどして傷をつけておく。)
4、前項でつけた傷に一旦レール金具は通さずにネジだけで下地に食い込む深さまで穴を開け印をつける。
5、印をつけ終わったらネジは一旦外し再度設置金具を通して2つ目のネジを揉み込む。
6、最後の3つ目の金具は、2つの設置した金具の水平延長線上に設置する。
以上6ステップです。
注意点としてはカーテンレールは大概にしてエアコン設置スペースと干渉します。エアコンスリーブが横にある時は幅90センチほどエアコンのためのスペースを確保して金具の位置を決めたら良いでしょう。
このやり方で、たった1人の作業でも水平のとれたプロ並みのカーテンレールが設置できるわけです。