コロナ時代にどんな賃貸住宅が求められているのか
久しぶりに記事を書きます。
今日のニュースでは新型コロナウィルスの感染者が東京で400人を超えました。完全に第二波が来たと言って良いのでしょう。
私自身ここしばらくは在宅勤務が多く、自宅にてパソコンと差し向かい作業していることが多かったです。
第二波の心配は在宅ならぬ通常のオフィスワーカーの心配事だなぁ、と対岸の火事のように考えていました。
でもそんなふうに緊張解いてはいけないようですね。うつさないようにうつらないように暮らしていきましょう。
ところで、最近ニュースにもよく出てきますがコロナ時代にどんな賃貸住宅が求められているのか、と言う話です。
今日のニュースでは、大手デベロッパーの開発担当者や有名な設計の大先生が口を揃えて言うことには、ワークスペースの余裕のある空間が今後の賃貸住宅には求められるであろうと言う事。
都心のファミリータイプ3 LDKで毎月240,000円払っていた2人居住まいの夫婦が、通勤1時間の千葉県にあるマンションへ引っ越しました。
そこでの家賃は同じ3 LDKで120,000円。通勤する必要のなくなったご主人にとって家賃の負担が減ることの方がメリットが大きいと言うような話でした。
中には都心から郊外へ移ると家賃が半額になるだけではなく、面積も広がり3 LDKが4 LDKになりワークスペースも確保できるようになった方もいるとのこと。
おまけに、建物の外へ出ると周辺には緑が多く、これから子育てをしようとするご家庭にも理想的な環境だし、在宅ワークの息抜きにもなると、いいことずくめの様子でした。
不動産投資がこんな流れを受けて、都心から郊外へと投資家の目が移ってくることも考えられるのではないでしょうか。
そこで改めて、コロナ時代に求められる郊外の賃貸住宅のスペックとは何か、について考えてみました。
コロナ時代に求められる郊外賃貸住宅のスペック
これからはコロナで通勤時間を気にせず在宅で仕事をすることを優先して、賃貸住宅のスペックを考えられるような時代になってくるかもしれません。
そうなると、まずは駅近よりも間取りの広さが注目されることになると思います。
ここではそれらコロナ時代を踏まえて求められるであろうスペックを羅列して行きます。
建物面積の広さ
年がら年中家族と顔を突き合わせている暮らしになるでしょう。同じ部屋にいても窮屈さを感じない程度の広さが求められると思います。
間数の多さ
面積が広いだけではなくプライベートな空間が確保されていることが大事になります。3 LDKであればひと部屋増えて4 LDK に。ご主人の書斎であったり奥様のアトリエであったり使い方は様々に、使っても使わなくてもいいような部屋が同額の家賃で確保できたらこんなにいいことはないでしょう。
駐車場
広くて安い物件は当然郊外になりますから車での移動が必須条件となります。駐車場は最低でも1台確保できていること。理想を言えば奥様とご主人様とで1台ずつ。合計二台あれば申し分ないです。
庭があること
家庭菜園のニーズが増えるでしょう。ご主人の息抜きにも庭で芝刈りをしたり家庭菜園でトマトを栽培したり、ホームセンターとの行き来が増える生活スタイルになってくるでしょう。
近隣にスーパーがあること
駅からの距離が遠くても、近所にスーパーがあれば車で気軽に買い物に行くことができれば生活には何の支障もありません。車があることが前提の生活ですから、近所に大きなスーパーがあれば何でもできてしまいます。
自然が豊かであること
在宅で家族との時間が増えればリラックスもできるでしょう。自然の中で暮らしたいと言う人間が本来持っている本能に近い生活環境があることが求められるでしょう。
携帯がつながりやすいこと
在宅ワークでは家庭のLAN環境から会社のパソコンにアクセスできないことが多いと思います。
会社のセキュリティーにアクセスするには会社が用意した携帯やWi-Fi環境を使ってワーキングすることになると思います。
ソフトバンク、ドコモ、auなどの携帯が通じやすいエリアである事は選定の条件に加えられるでしょう。
以上、勝手にこの中に求められる賃貸住宅のスペックについて考えてみました。
ただしこれらのトレンドって、もはや都心では開発用地を仕入れることができなくなったデベロッパーが主体となり、脱都心郊外回帰を先導しているきらいもあります。
ほどほどにエッセンスとして取り入れて、無茶苦茶な田舎物件を高値づかみすることだけは避けたいですね。
長文にお付き合いありがとうございました。