網戸枠の歪みを100円で直す方法

網戸の枠は歪んだら直らない

工務店の社長から「網戸の枠は、一旦歪んでしまったら直りません。交換するしか方法はないです。」

と言われて私は落ち込んでいました。

築年数が30年も経った物件だと網戸も相当がたがきていて、30本の内7本は枠の四角がゆるゆるになっていて枠自体では自立できずに菱形に変形しているような状態でした。

ある程度のがたつきであれば網を張ることで修正がきくのですが、自立できないレベルになると網戸は廃棄の対象になってしまうようです。

インターネットを使って網戸の修理について調べてみたところ、網戸の張り替え方法の動画位しか解説が載っていませんでした。

網戸の枠の歪み自体を直す方法についてはどこにも述べられていなかったんです。

そこで今回、私が思いついて実施してみた方法がかなりうまくいったので網戸の枠の歪みを治したい、と思っている人のために役立つのではないかと考えこの方法を説明します。

網戸の枠の歪みはホームセンターに売っている部品で直せる

結論から言ってしまうと、網戸の枠の歪みはホームセンターに売っている部品で簡単に直せます。

網戸を分解してみて、枠の固定部分が完全に破損していないことが前提とはなりますが、ホームセンターに売っている部品を補強材として使うことで歪みを直し、完全な網戸の剛性を取り戻すことができます。

簡単に順番に説明します。

まず、歪んだ枠をよく見ると、枠の四隅は簡単なビス一本で留められていることに気づきました。

そんな網戸枠を走りの悪くなった戸車の不具合を放置して使い続けたせいで、負担が接合部分に集中していたのでしょう。

分解したらネジ穴が疲労骨折していました。

金属疲労骨折していた網戸枠

全部調べてみたら、破損寸前の箇所は底の一箇所のみ。あとの3箇所は健全でした。

枠の歪んだ原因はこの一箇所の固定ができなくなっていることだけだと判断して、従来の固定方法を補強するためにビスの座金と、枠に掛かる負担をなるべく軽減するためのゴムワッシャーを買いました。

長年ギコギコやって負担がネジ穴に集中しているのはわかりますね。

このネジを外して座金とワッシャーをこんな順番で付け加えます。

これで留めてから枠を立ててみたらだいぶ安定感は出てきた気がするけど、何となくまだ心許ない感じがするのでした。

そこで接合した枠隅を正面から見てみたら、隙間ができているのを発見!

わずかな隙間も枠への負担につながると思ったので、これもまたホームセンターに売っている厚さ10ミリの天然ゴムスポンジ。

天然ゴムスポンジ。こんな物が売っている。必要なサイズにカットして使う。今回色々な修理に活躍してくれました。

カットして隙間に入れました。

そして全体を組み付けたら、歪みはピタリと収まり、網を貼ったら枠は完全に剛性を取り戻していたのでした。

ところでこのゴムスポンジを入れた箇所は網を固定するゴムの導線とかぶっている場所なのですが、スポンジなので問題ないです。難無く網戸張り替え作業も終了です。

まとめ

網戸は吐き出し窓サイズ一つ買うと最低でも1万円はします。今回歪んだ網戸枠は7本でしたから交換してたら7万円の出費でした。

それを、部品代としては、

座金150円

ゴムワッシャー100円4個で400円

ゴムスポンジ200円

で、合計750円で直せたので、1本当たり約100円で修理完了。

パフォーマンスは新品交換の100分の1です。

ぜひ試してみて下さい。

誰もがあきらめていても、何かしら活路はあるものですねー!

ありがとうございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする