戸建投資は融資を使わない方が良い?
昔、「○○はするな!」というような常識とは逆の事を命令するようなトーンのキャッチコピーが流行りましたね。
それを思い出して、記事のタイトルにしてみましたw
タイトルを書いていて気付いたのは、私は人から命令されると逆の事をしたくなる気持ちが湧いてくるってことです。
「もう、戸建投資は融資をつかうな!」
もしもこんな事を上から目線の言い方を人からされたとしたら、
「よし、意地でも融資を引っ張って戸建投資をやってやる!」
と鼻息が荒くなることでしょう。
大体の事には素直ですが、人の偉そうな態度やものの言い方に強い反発心が芽生えます。
女房にこの事を話したら、
「昔いじめられたとか、トラウマ抱えて生きてるんじゃないの?」
グサっ!その通りかも。。
と、トドメを刺さないで・・・
ところで、
戸建投資を始める人の中には一部自己資金を出して、一部を融資で調達しようと考えている人も多いでしょう。
私も戸建投資に絞って始めるにあたり様々な先輩たちのブログや書籍を参考にしてきました。
キャッシュをなるべく温存し、融資を使うことでレバレッジを効かせてキャッシュフローを拡大してゆく、というのは不動産投資では常識ですし、戸建投資とて例外ではないはずです。
やはり参考にしていた情報源にも同じ事が書いてありました。
しかし最終的に私が出した戸建投資のやり方の方針は、融資を使わず、キャッシュだけで仕上げる、ということです。
私は、戸建投資をやるなら融資は使わない方が良いと思って進めています。
私が戸建投資を現金だけでやる理由
私が戸建投資を現金だけでやるのには、明確な理由があります。
それは、日本政策金融公庫から取扱いを拒否されたからなのでしたw
もうそれは悲惨なもので、カウンターのテーブルに着く前に、電話だけで排除されたような形でした。
私は何も最初から「融資には目もくれず何がなんでも現金でやる!」と意気込んでいたのではなかったのでした。
借りられるものならば200でも300でも借りたかったのです。
私は、きっと何かを間違えてしまったのでしょう。参考にしていたブログの中には、一発目から公庫の融資を取り付けて戸建を1年に3棟も買っている人がいました。
いろいろと情報を集める中で、私は物件一発目から法人を作り、決済する事を決めました。
(物件契約時は個人名義で契約します。但し契約書の中に設立する法人の発起人である事を記載しておきます。契約後、直ちに法人設立し残金時に間に合わせます。簡単でした。。契約時に発起人としておくことで、後の確定申告がスムーズになるようです。)
契約直後に法人設立手続を済ませたら、直ぐに公庫へ電話連絡しました。
事業計画など、指定された書類を一式郵送し、3日くらいしたら携帯が鳴りました。
すると慇懃無礼、チョーシの与太郎のような、妙にテンション高くて早口、高圧的な担当者が、
「サラリーマンには貸せません。」という趣旨を遠回しに嫌らしく伝えてきたのでした。
詳しく書きませんが、私の怒りはボリュームmaxでした。
また、もっとやりようがあったのではないか、、などと後悔し思い悩み、数日間、落ち込みもmaxでした。。
そして自分の手元には現金がある!と思い直し、「二度とあんな奴らには世話にはならない!」と心に誓ったのでした。
そう、反骨精神に火が付きました。
戸建投資を現金でやると決めてからの行動変化
私が戸建て投資を現金でやると決めた理由なんて、こんな感情的なものなんです。
今は政府系金融機関はコロナ対策に関連した融資の対応にいっぱいで不動産投資への融資を扱うのは難しいようですが、当時ならもう少しよく探せば、耐用年数を過ぎた築古の木造一戸建てでも融資をしてくれる金融機関はあったかもしれません。
でも不動産屋に聞く話だと、戸建投資への融資などノンバンク系の金利の高いところ位しか扱ってくれないそうですし、手元にある現金を使った方がメリットがありそうだと思えたのでした。
創業当初高い金利を払いながら入居者なしの状態でやきもきするよりは、じっくりと納得いくようなお部屋作りをしている時間さえも楽しみにしてしまった方が、精神的には楽だなと思い至ったわけです。
心が決まってからの行動はとても早かった。
近所の工務店や不動産会社への飛び込み、DIY用の道具一式買い揃え、クロスやフロアタイル施工講座への参加、、、などなど、お金もかかることばかりでしたが。
その中でも1番お金のかかった、しかし価値の高い買い物は作業用の軽自動車でした。
ダンデー号と呼んでいますw
平成27年式スズキエブリイ4WDターボハイルーフです!
13万キロ以上走っていましたが23万円で手に入れました。
外装はボロですがキビキビ走ります。
私の夢を追うためのマシンです。
こいつで自分の力で戸建て投資を皮切りにして賃貸経営を始めるんです。
洗面台を新しく取り替えたいので、YouTubeで動画を探し洗面台の外し方、止水栓の外し方、排水の取り出し方などを勉強し、買い揃えた道具で実際にチャレンジします。
今までは、クラシ○ンのお兄さんに頼まないと絶対に無理!と思い込んでいた数々の作業、それが自分でできたときの感動ったらありません。
ちょっと勘違いをしてるのかもしれませんが、決断をしてから自由になれた気がしました。
新型コロナの自粛生活の中でも、ダンデー号で物件へ行き日がな一日作業にどっぷり心酔し、週末はいろいろな不動産業者さんとの打ち合わせ。常に体を動かし、新しい出会いがあります。
週末はいろいろな不動産業者さんとの打ち合わせ。常に新しい出会いがあります。
自宅でできる事も山ほどあります。考えてワクワクするようなモノ選び、色選び、業者さんとの電話ミーティング等々。。
今、楽しくて仕方ありません。
この戸建投資スタイルが誰もにとって正解だとは思っていません。入賞を使わなかったからこそたどり着くことのできた、この環境下で前向きに生活ができる私独自のスタイルです。
やり方は何でも良い。
あなたも決断してしまうだけじゃないでしょうか?