和室の下枠の汚れなど、室内木部の汚れや傷の至る所を簡単にDIYで直す方法です。
この方法を覚えた事で、今回の内装工事費は少なくとも50万円は浮きました。
道具や材料は全館やったとしても5000円程度しかかかりません。
1階玄関ホールに面する和室の下の枠が傷と汚れでこんな状態になっていました。
垢と傷と汚れ等にまみれて真っ黒です。元は白ですから経年でまるっきり違う色になってしまっているのがわかります。
特に玄関に近いお部屋ということもあり、足の裏についた汚れが付着しやすかったのでしょう。真っ黒!でした。
流石にこのままだとお客様の印象は良くありませんね。
そこでまずは紙やすりを使って表面にこびり付いた黒い汚れをすべて取り除きます。
ホームセンターに売っていたヤスリ台を使い、手早くこそぎ落とします。
紙やすりは100番でこそぎ落としたあと、240番の仕上げ、で丁度良かったです。
結果、真っ白でツルツルになりました!
このままでは、汚れやすく表面が弱くて傷つき易いので、水性ウレタンニスのクリヤ(透明)を塗って行くんです。
コイツを一度塗って乾燥させたら、400番の紙やすりで表面のザラザラを軽く撫で、更にもう一度塗りました。
ニスは二度目を塗る前に、必ず仕上げ用の320〜400番のヤスリをかける(撫でる)。
これが仕上げの質に関わってきます。
合計二度塗りで以下の通り。
ツヤツヤのピカピカ!
見違えます!!
ツヤは七難隠すw
床のワックス効果と同様、細かなキズヨゴレはまるで気にならなくなります。
今回特に、玄関近くの和室と言うこともあり、つやありのウレタンニスを採用しましたが、つやなしタイプのウレタンニスも売っています。(表示に何も書かれていなければつやありのタイプです。ツヤなしは「ツヤなし」と書かれています。)
しっとりと落ち着いた雰囲気にしたい場合には、つやなしを採用しても良いでしょう。
いずれのタイプを用いても同様に水性ウレタンニスの塗膜で弱い白木の表面が保護されますので物の持ちも良くなります。
傷に強く、汚れにくく、美観も向上し、まさに一石2鳥ならぬ一石3鳥です!
木部が多用されている古い木造戸建ですから、この木部補修技術を知っているとDIY大家さんにはかなり重宝します。
古い木造戸建だと建具の下枠の他、階段やサッシ枠、巾木まで天然の木が使われています。
特に手の触れやすい、ぶつけやすい、結露など水に侵されやすいといった環境に晒される箇所ですね。
手軽な紙やすり→水性ウレタンニスは是非オススメしたいです。